断トツではないが錦帯橋が1位なのは納得できる。技術のことは私には分からないが、気品という点で一頭地を抜いている。それに対し2位の嵐山の渡月橋は周囲の風景と歴史を味方につけた名橋だが、橋自体はそれほど魅力的だとは私は思わない ( 夜景は知らない )。他方、明石海峡大橋 (3位 )、レインボーブリッジ (7位 )、大鳴門橋 (9位 ) といった現代技術を駆使した橋も独自の美しさを備えているが、自動車で通る間はその美しさはあまり感じない。三つの中ではレインボーブリッジがループ状の取り付け道路からの変化する眺めが期待感を高める。お台場の日航ホテルのカフェからの橋の眺望もちょっとしたものである。
4位の祖谷の「かつら橋」は二年ほど前訪ねたが、完全天然素材?という点でもユニークである。中国人らしい若いカップルにシャッターを押そうかと身振りと英語で尋ねたが、料金を取るとでも思ったのか断られた。直後に遅れていた家内が追いついたのでその嫌疑は晴れたらしいが! 5位の長崎の眼鏡橋はそのロケーションからも名橋と言って良かろうが、九州は石造アーチ橋が多く、美しさで九州随一かどうかはなんとも言えない。6位の二重橋は島倉千代子ならぬ東京人には当たり前すぎて感興はいま一つである。
上高地の河童橋 ( 8位 ) は十回近く訪れた。むろん橋の形も良いが、やはりロケーションの絶対的優位が大きいだろう。穂高連峰に残雪のある季節なら最高である。10位の四万十川の沈下橋群も二、三箇所車で渡ってみたが、欄干がないとけっこうスリルがあった。僻地?なのに頑張ったのはやはり実力なのだろう。
人間の渡る橋という基準なら仕方が無いが、美しさなら熊本県の灌漑用の通潤橋も挙げたい (人間も歩ける )。混雑を避けゴールデンウィーク直後に訪れたら用水の放出は連休中だけで残念だった。要注意。日本三奇橋の一つと言われる山梨県は大月の猿橋がベスト20位に入っていないのは残念である。我が家から最も近いからではない!
0 件のコメント:
コメントを投稿