2026年7月6日月曜日

 訂正

  前回のブログのタイトルに人物評価の難しさとうっかり書いたが、蒲島郁夫熊本県知事への私の敬意は変わっておらず、タイトルとして適切ではなかった。民選知事が県民の意向を重視したことからといって必ずしも批判さるべきではない。

 前回にコンクリート批判やダム批判が流行っていたと記したが、その主張の始祖が当時の田中康夫長野県知事だとは私も忘れかけていた。『何となくクリスタル』の作家として一世を風靡した同氏が知事として県内のダム新設に反対し建設を止めたことから、同氏は反ダム運動の旗手となっていた(させられていた)。その後に同県で水害があったとは聞かないので同氏は誤っていなかったが、反ダム運動が毎年のように水害に悩ませられる九州で妥当だったとはいえず、死者60名という悲劇となった。何事によらず「時代の正義」への警戒はあって良い。

2026年7月5日日曜日

 川辺川ダムと人物評価の難しさ

  例年7月4日には2020年の熊本水害(球磨川豪雨水害)の回顧記事が新聞に載る。ダム工事への住民の反対運動の成果と一時は評価された球磨川(正しくはその上流の川辺川)ダム建設の中止がその後の水害を生んだ。

 ある時期、わが国では反コンクリート、反ダムの運動が世論の支持を得て何十年前からの川辺川ダム計画が中止となった。その理由の一つが当時日本一の清流と報ぜられていた川辺川の観光資源としての価値の低下を恐れた人吉盆地の住民を含む熊本県民の世論でありそれを重視した当時の蒲島熊本県知事の「英断」だった。

 同知事は一介の農協職員から選ばれて米国留学を果たし、その後同県知事に選ばれた言わば立志伝中の人物で、私もそれとなく尊敬していた。ところが、反コンクリート、 反ダムの「時代の正義」になびいてダム建設中止を決断した。

 水害後は県民世論がダム建設支持に変わり、現在は川辺川の上流に「穴あきダム」を建設して清流維持と水害防止を図るとなったとか。蒲島氏のケースだけではないが、人物評価は棺を覆うまで難しい。もしかして棺を覆っても?

2026年7月3日金曜日

 大井川鐵道と金嬉老事件

   今朝のテレビ朝日の「木下容子ワイド!」で大井川鐵道の紹介番組があり、昔に一度乗ったことがあるので思わず見てしまった(初めてでも見たろうに!)。同線は東海道線島田駅から大井川渓谷を遡り、 「金嬉老事件」で有名になった寸又峡温泉まで通ずる。 私たち夫婦は単に観光のため乗車したので、事件のあった「ふじみや」は外から眺めただけ。そのしばらく前、在日コーリアンの金嬉老が他所で殺人事件を犯したのち宿泊客や従業員を人質に何日も立てこもり、有名になった旅館である。

 金嬉老は金銭トラブルで暴力団員2名を殺しており、私など社会のダニのような連中の殺害で彼を責める気など全くなかった。ところが、立てこもり中に彼がそれまで受けた民族差別の数々をマスコミに宣伝し劇場的犯罪の元祖となると、「 進歩的知識人」を中心に同情論が高まり、ついに日本政府は彼を国外追放という異例な処分とした。ところが追放後の韓国で彼は再度その凶暴性を発揮して殺人事件を犯し、彼を弁護した人たちに恥をかかせた。

 今は大井川鐵道は引退した蒸気機関車を復活させ人気の観光路線となり、銚子鉄道など他の観光地の鉄道が教えを乞う存在だとか。皆さんも安心して楽しんでください

2026年6月29日月曜日

 地球温暖化という難問

  中国大陸で生まれた(多分)三寒四温という言葉とそっくりそのままではないが、我が国の梅雨時の気温も日により上がったり下がったり戸惑うことが少なくない。しかし、もし梅雨期がないと夏の暑さはもっと厳しいものになっている筈。南アジアとくにインドあたりの暑さは私などの想像を超えるようだ。しかし、今年あたりのヨーロッパの夏の暑さも、フランスやイギリスやドイツでも40度になっていると聞く。昔は想像もできない温度だし、冷房が一般的でない国々なので大変だろうと想像する。

 他国の暑さの心配などする余裕があるかどうか。今年の日本の暑さも相当なものになりそうだ。幸い現在の我が国では各戸に少なくとも一台はエアコンが設置されているだろう。しかし、冷房のために電力を消費すれば、そのため石油や天然ガスを燃やさねばならず、地球温暖化を促進することになる。以前はそんな心配は過剰と思われたが、現在はとてもではないが無視できない要因となりつつある。われわれ地球人の自業自得といえばそれまでだが…‥。地球以外の惑星への移住を考える前に人類の知恵をこちらに向けてほしい。

 どうも深い知識もないのに話をを広げ過ぎたようだ。取り敢えず、アイスクリームを常備するよう努めたい!

2026年6月25日木曜日

 便乗値上げには反対だが..........

 最近ヨーロッパを旅行してきた知人が同地の物価の高さに驚いている。私がヨーロッパを最後に訪ねたのは多分十年前かそれ以上だか、 その際に街頭の自動販売機(多分)でコーラなどを求めて、我が国での価格よりずっと高いのに驚いた記憶がある。

 たしかに我が国のメディアが報ずるように、我が国の物価も少しずつだが確実に上昇しつつある。しかし、労組による春闘の努力の結果、 このところ給与水準も上昇しつつあるようだ。それなのに企業による製品の値上げをやみくもに批判する我が国の多くのメディアは公平と言えるだろうか? 

 我が家が年金だけで生活している以上、物価の上昇は望ましくない。しかし、 もし大半の勤労者の収入が一定程度上昇しているなら、その範囲内の物価上昇を不当値上げ呼ばわりするのはおかしいし、私はやみくもに反対を叫ぶ気にはなれない。むしろ我が国が他国と比較して企業努力による生産性向上などにより値上げを低水準にとどめているのは相応に評価して良いのではなかろうか。

2026年6月23日火曜日

 訂正 

  前回、 本文で「平瀬徹也の名」とした箇所は「平瀬徹也が名」の誤り。悪しからず。

2026年6月22日月曜日

 何ぞ忘れんS.M.が名...........

 数年前から、昔2年間専任教諭を務めた開成高校の旧生徒たちとの交流が復活し、 私が腰痛のため同窓会に出席できなくなった後も、『開成会会報』を送ってくれるようになった。今号は「開成会設立100周年記念特集号」でページ数も倍増している。 先ず目次に目を通したら12篇の「国内地区開成会」の報告の先頭に、教え子の「北海道開成会今昔」と題する会長報告があった。

 他校と異なり自分が選んだ社会科の科目を二年間受講する(通常は1年間) ことになっており、後の北海道開成会会長のS.M君は同輩より多少大人びている感じだった。志望の大学は北海道大学で、同校の開拓者精神の伝統に惹かれたのだろう。それはともかく、彼は卒業時に「何ぞ忘れん 平瀬徹也の名」と書いてくれた。これでは私が同君の名を忘れる筈もない。今後の同君の北海道支部での活動を祈る。