NHK・BS放送で「徹底解明コロッセオの秘密 地下に隠された古代テクノロジー」を見た。2時間番組を途中から後半3分の2ほど見ただけだが、同じ西洋史専攻でも現代史を学んで来て、古代史に関しては高校の授業よりはマシという程度の私には知らないことだらけだった。
建築物としてのコロッセオの技術的先進性とスケールの大きさにも圧倒されたが、そこで動物や仲間と闘わさせられた(末期には敗者は命を奪われる決まりだったという)という厳しさ(というより残酷さ)には耳を塞ぎたくなった。
若いころケンブリッジで学生生活をおくり、 のちにインド独立運動の指導者となったネールが娘インディラのために獄中で著した『父が子に語る世界史」が、ローマ帝国に厳しいのは英帝国と闘っていたことが大きく影響したのだろうと私は思っていた。しかし、当時のオックスブリッジのギリシア・ローマ古典の知識の深さは我が国とは比較にならないことを考慮すれば、ローマ帝国への彼の嫌悪が深かったのは当然なのかもしれない。