通常あまり見たことがないテレビ番組だが、 NHKの『地球ドラマティック』という番組で、「冒険家コンゴを行く、 森奥の先住民族の村で」というドキュメント番組を見た。アフリカの赤道直下のコンゴ共和国の最奥の森の中で暮らすムベンジュレ族(人口6万人以下とか)を白人のリポーターが訪ねる番組だった。
男も女も薄いTシャツを着ているのは半数以下。下は腰蓑で、思わず子供の頃読んだ人気漫画『冒険ダン吉』を思い出した。彼らはニューギニアの奥地に住むと聞く未開民族と同程度の文明の発展段階だろう。しかし彼らは狩猟は毒ベビも殺さない穏やかな採集民族。およそ財産などに関心のない共同生活を送っている。私は狩猟採集民族は低い文明段階にあると考えていたし、今でもそう考えているとはいえ、例外もいると思いたくなった。
我が国でもアイヌ民族が多年未開民族と考えられたのは、狩猟採集民族は下位の発展段階にあると考えられたことと無関係ではないだろう。しかし、原水爆戦争の脅威に加えてAIによる地球文明の破滅の可能性まで無視できないとなると、「先進民族」の功績も再考しなければならないのか?