2026年8月26日水曜日

 アンカレッジ空港の思い出

  新聞で、時計店が襲われ超高級なスイス製の腕時計が強奪されたとの記事を読んだ。億円単位の中古時計など我々とは全く無縁の事件だが、それを読んで私は三度か四度利用し、 スイス時計を購入したことのあるアンカレッジ空港を思い出し、感慨に耽った。

 戦後の我が国とヨーロッパとの間の交通路は旧ソ連が外国機の領空利用を許さなかったため、南回りの海路や空路や、ナホトカ航路でその後はソ連航空でシベリア横断するしか渡欧の方法はなかった。しかしその後に北極の上空を横断するルートの利用が一般的となり、私も3回か4回利用し中継地のアンカレッジ空港に立ち寄った。

 当時は日本出国時の外貨保持は制限があった(750ドル?)ので、夏季休暇を利用してフランスの国立図書館や文書館に日参する私自身を含めて何としても帰国まで食い繋ぐ必要があり、 カルチエ・ラタンの安価などんぶり飯を提供する日本食堂は混んでいた。

 帰国時のアンカレッジ空港で無税の電池式のオメガ(当時は新式でもてはやされていた)を購入した。空港の利用者は時間にもよろうが日本人が大半で、うどん店の前は行列。あと数時間で寿司でも天丼でも食べられるのにと、私は我慢。こうして入手した電池式オメガを数年間愛用したが、電池交換が必要な腕時計の人気はその後下り坂となり、私も利用を諦め売却した。

 一時は利用客の大半が日本人だった?アンカレッジ空港は今はどう利用されているか。  たまらなく懐かしい。


2026年8月22日土曜日

 空海の旅

  NHKのBSテレビで『空旅中国』を見た。空海が華中の杭州に上陸してから水路(運河)で黄河まで北上し、ついで黄河に沿って西行して都の長安に達するまでの足跡を再現する番組で、中国の国土の広大さ、スケールの大きさに今更ながら圧倒される思いだった。私とても蘇州を中心とする江南地方と成都を中心とする山西省と昆明を中心とする雲南省と、中国を三度訪れているが、それでも今回の番組で中国の国土のスケールの大きさに圧倒された。

 私はこれまで空海の中国での足跡を学んだことは無かったが、時代こそ違え、彼も中国のスケールの大きさに強い印象を受けたのではないか? そして長安に代表される当時の中国文化の奥深さにも.........。 現在の我が国のテレビ文化も顔を顰めたくなる番組も少なくないとは言え、今回のような古人の体験を再現してくれる番組は見応えがあった。

2026年8月18日火曜日

 ラジオ第二放送の廃止

  今年3月にNHK第二放送が95年の幕お閉じたと新聞で知った。初耳なのは正直、最近は全く無縁だったということ。識者三名による論評が紙上に載っており、廃止反対2篇、賛成(正確には非反対?)が一篇。私は仕方がないと思う。

 何しろテレビなど無い時代、ラジオの第二放送は教養番組とりわけ英語などの語学番組が幅をきかせ、ハリス氏による『カムカム エブリボディ」は有名だった(根性の無い私は早々と中途退散したが)。 とは言え、その後はテレビ全盛時代となり、NHKだけでも2局あれば番組整理はやむを得ないのでは。

  私は一回だけ第二放送で1930年代のスペイン内乱について話したことがある。もちろん反響はゼロ。 その時の恨みが廃止賛成に傾かせるのか!

2026年8月14日金曜日

 線状降水帯という新顔の災難

  千葉県に線状降水帯が発生し大雨が降ったのに驚いた。同県の房総半島の突端の村は母の生誕の地であり、小学生時代は毎年そこで夏休みを過ごすことが多かった。現在ではそこに親族はいないが、千葉県の3カ所には従姉妹が住んでおり、とりわけその1人の住む柏市の名がテレビニュースに再三登場したので心配だった。今朝電話をしたが特別の被害は無いとのこと。他の2人も無事とのことでホッとしている。

 気候が温暖(これまでは)で木々に覆われた我が国は世界の中では恵まれた国土だと日頃信じていたが、地震にせよ降雨にせよそうばかりとも言えなくなってきた。それでも日本語で生活できるこの国を神が守ってくれることを願うばかり。早速最寄りの神社に参拝しなければ!

2026年8月11日火曜日

 花火大会の今昔

  夏は花火大会の季節。私の住む多摩市も、住民の仲間入りした半世紀以上前には多摩川の河原で素朴な花火大会を楽しめたが、数年も経ずに廃止となった。その後は立川市の花火大会を遠く我が家でも見られたが、 やはり臨場感はゼロ。したがって最近はもっぱらテレビで各地の大会を楽しんでいる。

 それにしても最近の花火大会の打ち上げの回数は無数と言ってよいほど。美しさは堪能できるが、ポツンポツンと間隔をおいて一発ずつを楽しんだ時代の情緒は減少したように感ずるのは私だけだろうか? 現地での入場料もかなりのものらしい。納得して鑑賞するのだから何の問題もないと言われればその通りなのだが。  今の人たちに昔の花火大会を経験させたいと思うのは余計なお世話だろうか。

2026年8月10日月曜日

 人間と動物の関係は?

  NHKテレビに『ダーウインが来た』という番組が日曜夕方遅く放映されるが、今日午前に偶然チャンネルを回したらその短縮版(15分)が放映されており、アルゼンチンとチリにまたがる南米パタゴニアの動物間の生死の闘いを思わず見てしまった。

 寒冷の地でも現地の夏の2ヶ月間は緑の大地となるが、そこは同時に野生動物たちの食うか食われるかの闘争の場となる。今回は鹿のようなグアナゴをピューマが狩りをする番組で、美しい舞台での残酷な場面の連続だった。しかし、考えてみればわれわれ人間は牛、豚、鶏などの肉を好んで食する。他人が処置した肉なら何の痛みも感じない。獲物にされるグアナゴへの私の同情は偽善なのか? 誰か教えてほしい!

2026年8月3日月曜日

 ねぶたの季節

  NHKテレビを見ていたら、前夜の青森市のねぶた祭りを放映していた。初日のようで、相変わらず華やかな祭りだった。

 40年ぐらい前だろうか、私たち夫婦も身近に見物したことがある。あまり期待できないと思いつつ同市の厚生年金会館(当時)に宿泊申し込みをしたら受け付けられた。予約取り消しがあったのだろうかラッキーだった。何しろ目の前の通りが会場なのである。おかげで東北の一夜を満喫できた。 翌日は弘前ねぷた(ねぶたではない!)も見物した。青森市のねぶたが平面的に大きく広がるに対して、弘前のねぷたは高さを競っているようで、どちらも豪快な祭りだった。

 記憶は定かではないが、青森からの帰路は1日で済ませたが、 往路は運転の自信がいま一つだったので、福島市と米沢市の間の板谷峠近くの五色温泉に泊まった。戦前に日本共産党の秘密会議がここで開かれ、一網打尽に捕まったとのいわくつきの一軒宿で、最近営業を辞めたらしい。