2026年10月27日火曜日

 訂正と追加

  前回のブログでルペン氏の個人名をマリーとしたが、マリーヌの誤り。なお、同氏の所属政治党派を我が国の報道機関のように「極右」とせず、「右翼」としたのは我が国での慣例は誤解を招くと考えたので。そもそもフランスの国会では左翼は議長席に向かって左に、右翼は右に座ることからそう呼ばれる。たしかに一番右に座ればフランス語でextreme droitとなるが、我が国での「極右」の語感とはかなり異なる。

2026年10月24日土曜日

 フランス政治の混乱

 私は現在のフランスの中等教育の現状や物価高による生活難について知識が乏しい(前者についてはゼロ)なので発言を控えたいと思って来た。それでもリモージュ市の市庁舎の百数十年前に建てられた鐘楼の炎上破壊には言葉を失った。リモージュ市民のみならず、フランス国民も許せないと怒っていると信じたい。

 物価高は相当のものだろうが、他の西欧諸国に共通する悩みで、フランス一国の問題ではなかろう。便乗した掠奪や破壊が許せないことは言を俟たない。今週末にも第二波のストライキやデモが行われると聞くが、それに備えてパリの商店が通りに面したガラスの壁や窓を合板などで覆っている様を見ると、デモに便乗した盗難や破壊行為が物価高に加勢しているとしか思えない。これでは右翼のマリー・ルペン氏の大統領誕生に結果するのではないか? 

2026年10月19日月曜日

 驚きの高市内閣の高支持率

  今朝の朝日新聞に同社実施の最新の世論調査の結果が載っている。それによると高市内閣の支持率は発足当初の68%から50%へと下降しているが、梁農水相の不祥事による退陣にも拘らず、なお高水準である。本邦初の女性首相とあればそれ自体は驚きというほどではないが、同じ調査での男女別の内閣支持率が男性が56%、 女性が43%とは驚きである。我が国の男性は女性の各界への進出をかくも暖かく迎えているということなのか? その我が国で女性天皇の誕生が大難航しているのはどういうことなのか? だれか教えてほしい!

2026年10月17日土曜日

 リーグの勝者が日本一になれないとは...........

 テレビでCSファイルステージの阪神タイガース対横浜ベイスターズの試合を見ている。タイガースはセリーグで優勝したが、この試合に負ければ日本シリーズに出場出来ず、したがって日本一になれないと聞く。私はタイガースのファンと言うほどではないが、なんとも面白くない。昔のようにセリーグの王者とパリーグの王者が日本一を争うほどの緊張感が欠けている。

 現在のような制度は各リーグの優勝が早々と決まってしまうと、 その後が消化試合になり緊張感に欠けるということから決まったとも聞いているが、そもそも半年にわたるリーグ戦の勝者が日本一に挑戦できないのはおかしい。試合数の増加による収入増も現在の制度の発足の本当の理由だとすれば何とも「セコイ」話である。稲尾の連投で三原監督の西鉄が水原監督の巨人を破って日本一になった時代がなつかしい。何より結果に納得できた。これほどの改悪を誰が考えたのか!

2026年10月12日月曜日

 昭和の山寺の生活

  各地での野生のクマによる被害が連日報ぜられている。地方に住み過疎化に抗っておられる方々が被害者になられるのは都市民として本当に心苦しいこと。官民協力して被害の防止に努めてほしい。

 その最新の被害の発生地として愛知県の豊田市の小原町の住民の被害が報ぜられている。そこは昔は矢作川の上流の山村で、昭和20年代の末ごろ私は落ち着いて卒論の準備をするためそこの寺に1ヶ月近く住まわせていただいたことがある(当時は小原村)。  紹介者と訪れた日は矢作川の鮎が食卓に登ったが、その後は動物性蛋白質はほとんどゼロ。寒冷地のため8月も初旬が終わる頃やっとナスが収穫され始め、その味噌汁がご馳走だった。当時の山村住民の食生活は大同小異だったのではないか? 少なくとも寺の食事はそうだった。そうした食事で日々の労働によく耐えられたと思わずにはいられない。

 現在の小原町はトヨタ自動車の工場への通勤圏なので、食生活も一変していることだろう。同社が乗用車を作りはじめた昭和30年代初期の頃の話である。

2026年10月9日金曜日

 白駒の池の思い出

  今朝のテレ朝モーニングショーと、局名も番組名も思い出せない昨日のテレビ番組で、長野県の諏訪地方と佐久地方を結ぶ標高2100メートルの麦草峠の「白駒の池」が紹介された。峠の駐車場から10分ほどで湖岸に達するが、途中の林の中の岩という岩はすべて緑の苔にびっしり覆われる異色の風景。池自体も岸まで高山林に囲まれそれも美しい。私は三〜四回訪れているが、ある時、職場の同僚2人を案内して訪れ、湖岸の周遊路の終わりに近い無人の休みどころで此処はよくカモシカが姿を現すと話したが相手は半信半疑の様子。  すると突然2メートルほどのところにカモシカが姿を現わし、私の名誉を回復してくれた(カモシカは禁猟獣のため人を警戒しない)! 我が国には十和田湖や美幌峠からの屈斜路湖を始め美しい湖はいくつもあるが、湖岸を半時間ほどで巡ることができる湖では出色の美しさだと保証する!

2026年10月6日火曜日

 「文明化の使命」

  西欧諸国による帝国主義支配の最盛期にフランスで使われた言葉に「文明化の使命(mission civilizatrice)がある。もともとフランス人は自国の文化に強い誇りを抱いていたし、フランス革命によって英国に負けない(それ以上の?)人権の母国となったとの意識から植民地領有の正当化の論理として用いられた。むろん、フランス植民地支配が他国、例えば英国や米国のそれより文明的だったとは言えないだろうが、フランス人の植民地認識の一面ではあった。 

 今朝の『朝日新聞』に旧フランス領植民地のシリアの旧アサド政権時代の暴政ぶりが三回の連載で紹介されている。長期の内戦中だったことを割り引いても、「身の毛がよだつ」としか言いようのない暴政である。これでは私はフランスが自国の植民活動の正当化のため使った「文明化の使命」を「偽善的」と片付ける気にどうしてもなれない。