2026年5月18日月曜日

 「イスラム革命防衛隊」と「皇軍」は瓜二つ

  戦前日本の軍隊は「皇軍」と呼ばれることも多かった。 むろん天皇の軍隊の短縮形であり、そう呼ばれたり名乗ったりすることであらゆる批判を封殺することができた。現在のイランの「イスラム革命防衛隊」の報道に接する限り、私はあらゆる批判を許さなかった日本陸軍を思い出す。

 現在のイランでも名目上は近代国家の体裁を残している面はあろう。しかし、例えばアラグチ外相(職業外交官出身者で駐日イラン大使を4〜5年務めている)のような名目上の政府指導者たちはイスラム革命防衛隊出身の「最高指導者」の権威に逆らえる筈もない。戦前の我が国でも「皇国日本」の将来を心配する文民指導者は少なくなかったろうし、軍人の中ですら稀ではなかった(外国駐在武官経験者も少なくなかった)。しかし彼らも「皇国日本」には逆らえなかった。イランの現指導者層も国土を焼土と化した「皇軍」の轍を踏まないだろうか。悲惨なのはイラン国民である。

2026年5月16日土曜日

  アメリカに幽霊が出る?

  「ヨーロッパに幽霊が出る。共産主義という幽霊が」はマルクスとエンゲルスの『共産党宣言の有名な冒頭の文章だが、米国のアンソロビックいう会社が開発したミュトスというAIは米国の、ひいては世界の金融業界に未だ予想できない混乱をもたらす可能性があると彼の地では大きな問題となっていると聞く。AI音痴の私には正直なところ皆目わからない。しかし、米国の金融界にまだ予測不可能な影響を及ぼすならわが国への影響は巨大なものに成りかねない。最近の若い人は私たち老人と違い銀行預金の通帳など持たず、カードですべてを代用すると聞く。 しかし、未だ正体も分からない変動にそれで資産防衛に不安はないと言い切れるのか。時代に取り残された高齢者の不安に過ぎなければ良いが.............。

 

2026年5月12日火曜日

 クラブ活動中の事故の責任は?

  新潟県の北越高校のクラブ活動の生徒たちを乗せたマイクロバスが事故を起こし、生徒の死者一名、負傷者多数という大事故を起こした。その責任につき学校側とバスを用意した業者との間で対立が生じている。争点は依頼されたバス会社が当日は自社の車両に余裕がなく、外部のレンタカー業者に車両や運転者を依頼したことを学校側に通告していたかが争点になっているようだ。

 この高校はスポーツで名の知られた学校のようで、これまでも同じ会社へのバス依頼12回のうち3回がレンタカー利用だったという。この事件で圧倒的に悪いのは雇われドライバーで直前にも自分の車で事故を起こしていたとか。ついで、法律に疎い私には初耳だが、バス会社は法的に自社以外にレンタカーを利用してはならないとのこと。

 伝えられる限りでは学校側ももっと契約内容に注意を払うべきだった。しかし、これがもっと少人数(例えば二、三人)の選手のスポーツだったら顧問の教師がマイカーで送り迎えするといったケースも少なくないのでは? その場合の全責任は顧問の教師のものなのか? 2年足らずではあるが運動部(山岳部)の顧問を務めた私は教師に甘いのか? ともあれ双方への厳正な処分は欠かせないが..........。

2026年5月10日日曜日

 妥当な物価とは?

  現在の我が国のメディアを信ずるならば、わが国民は物価高騰の波に襲われているかに見える。しかし、そう言い切ってよいのか。疑問が無いでもない。

 これは特殊なケースかもしれないが、我が家の最寄りの私鉄駅の周りには三軒のスーパーがある。そのうち最近進出したスーパーは古参のスーパーよりも多少とも安値をウリにするのは不思議ではない。しかし、一番最近参入したスーパーが食料品とくに野菜など、こんな値段で良いのかと驚くことが稀ではない。

 一方、かつて物価の優等生と言われた卵などは値上がりしたし、米価も同様である。しかし後者を例にとれば、かつての5キロ2000円程度が妥当かどうか。消費者としてもある程度の価格上昇は已むを得ないのでは? ともあれ、後継者不足でこれ迄の生業がすたれるようでは結局は消費者がそのツケを払うことになるのではないか? 

2026年5月5日火曜日

 ウルトラ重機の威力

 テレビのチャンネルを回して?いたら、NHKのEテレで「集まれウルトラ重機」という番組を放映しており、最近の巨大重機に驚くばかりだった。

 最初にぶどう収穫機。 最近の農業は我が国でも茶葉の摘み取りなど機械が摘み取り、そのため茶の木の列の間隔が見事に揃っていることは私も知っていた。しかし、世界のぶどう産地の収穫は、移動する収穫機がぶどうの木を激しく揺さぶり収穫すると云ふもので、そんなことをしたらぶどうの房から粒が分離してしまうと心配したが、スーパーで売っているままの房状だった。

 次はニッケル?を含む鉱石を液状化し、 ニッケルを取り出したのちその煮えたぎる液体を巨大な運搬車で低地に流して捨てるための重機。その巨大なタイヤは他の重機も同様だった。次は森で木材を作る機械。伐採したのちの枝打ちも15秒しかかからない。なるほど日本にまで北欧材が輸出されるためにはここまでの機械化が必要なのだろう。

そのほかタイヤの方向が360度自由に変えられる宇宙探索機など現代人の生活支援のための機械の巨大化には驚くばかり。この知恵がホルムズ海峡の開放になぜ向けられないのかなどと問うのは見え透いたこじつけか?

2026年5月2日土曜日

 過剰包装の時代に終止符を!

  今朝の新聞にナフサが原料の住宅断熱材が品薄に?との記事が掲載されている。ホルムズ海峡が閉鎖され、中東産石油の大きな部分が供給されなくなり、経済活動の困難を招くのではないかとの理由で世界とくに日本のメディアが経済活動の前途に警鐘をならしている。まったく前途が心配だが、これが契機となり石油が燃料ばかりでなく日常の包装器材の原料となっていることを初めて知り驚いている。

 何時ごろからか、菓子類の包装の過剰ぶりが目立っている。清潔感や高級感を強調するためか以前は裸で売られていた駄菓子の煎餅やあられまで一つ一つが最近では包装紙に包まれている。無駄の極みとしか思えない。少なくとも衛生的配慮が主ではなさそうだ。工場や自動車などの石油消費量と比べれば極小かもしれない。しかし、真に必要ではない無駄を省くことにも八方手を尽くす時ではなかろうか。

2026年5月1日金曜日

 『学生街の喫茶店』の思い出

  「君とよくこの店に来たものさ 訳もなくお茶を飲み話したよ.......... 」との歌詞のガロの『学生街の喫茶店』が流行ったのはわたしの学生時代より十年ほど後だ。しかし、大学正門前の喫茶店『ルオー』(複製の大きなルオーの絵が掲げられていた)に友人たちと私が通った頃と歌詞とは何ほども変わっていない。

 親しい仲間と同じ学科の一年先輩の女性のOさんと全員登山好きでもそこで同席したことは何回も無いが(一学科二十数人に1人かせいぜい2人の女子学生と単独で会うことなど考えられなかった!)この曲を聴くとなんとなく『ルオー』を思い出す。卒業後は同じ仲間の会で彼女とは半世紀近くの間に数回顔を合わせたが、最後の2回ほどは病身で食事に助けが必要だった。いま生存しているとは思はないが、ガロの歌声を聞くと当時を懐かしむ気持ちを禁じ得ない。