そもそもハリウッド映画の有名俳優や有名監督は昔から外国出身者が多いし、今年は二年続けて全員白人俳優がノミネートされ人種差別と批判された翌年である。たまたま数十年ぶりに目にした『キネマ旬報』( 読みたい新聞がすぐに読めなかったため ) の恒例の?受賞予想座談会では『ラ・ラ・ランド』が断然第一候補だが、『ムーンライト』が次の候補に挙げられていた。それでもハリウッドの変わり身の早さにはやはりという感想は禁じ得なかったが。
『セールスマン』が外国語映画賞をとり、イラン人監督がトランプに抗議して表彰式に出席しなかった事実もハリウッドの反トランプ気分の一環とメディアで紹介されている。しかし、偶然カーラジオで赤江アナの「たまむすび」を耳にしたら、この作品はイスラム教そのものでなくともイスラム教国の女性差別の非人間性をテーマにした映画でもあると批評家 が語っていた。真実はもう少し複雑なようだ。
わが国のアニメ映画『レッドタートル』が賞に選ばれず、ディズニーの『ズートピア』が代わりに選ばれたのは日本人として残念だが、我が家としては長男が『アナ雪』についで二度目のオスカー像を ( 今回は監督自身から ) 抱かせてもらったのは喜ばしかった。考えてみればこれもハリウッドが外国人を差別しないお蔭かも ( やはりトランプはまちがっている??)。
P.S. 前回の「野天湯へGo」は数年前の番組の再放送で、山田べにこ氏はすでに引退し、家庭の人となっている由。
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