私は甘いもの好きなのでチョコレートも例外ではないが、普通のミルクチョコレートで十分満足しており、一箱3000円のチョコレートを買うつもりにはなれない。物好きだなあと思うだけである。「違いの分かる男」に生まれなかったわけだが、それを残念に思ったことはない。
チョコレートだけではない。この頃は小さなラーメン店の前に行列が出来ていたりする。グルマンでない私でも不味いものよりは美味いものを食したいが、そのためにずっと高い金額を支払ったり行列に並んだりする気にはなれない。
自分の収入を何に使うかは個人の自由であり、私も例えばカメラを何台も持っている。たまたまフイルムカメラからデジタルカメラへの移行期があったので台数が増えたという事情があるが、ライカを購入したときは既にデジタル化が相当進んでいたときであり、単に工業製品としてのライカの優れたデザインに惹かれた結果だった ( そのために数回も使っていない ) 。
そういう私に高級品を買う人に文句を言うつもりも筋合いもないが、インフレ時代にもデフレ時代になってもその度に国民が生活に苦しんでいると報道するメディアには本当かなと思ってしまう。昭和一桁生まれの性なのだろうが、もう少し歴史的思考 ( 大袈裟だが ) が必要だとは思う。あながち義理チョコを貰わない者のヒガミではない!
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