2016年1月14日木曜日

デビッド・ボウイて誰?

1966年のビートルズの来日公演はちょっとした事件だったらしい。らしいと言うのはその年私は英国に居たのでその後の伝聞だけだから。当時の英国では「イエローサブマリーン」がベストテンのトップを続けており、その曲はテレビで親しんでいた ( モンキーズというグループがライバルだった )。

新年早々デビッド・ボウイが亡くなり、メディアでその死は大きく報じられた。私も彼の名は知っていたが彼の曲は一つも知らない。彼だけではない。ローリングストーンズの曲も知らないし、その他のシャウト系??の曲も知らない。外国人だけでなく、日本人のその手の曲も知らない。

音楽の知識も素養もないことは自覚しているが、ビートルズの場合はメロディーの美しさが素人にも分かった。しかし最近の内外の音楽の中にはメロディーが有るのかさえ疑いたくなるものが少なくない ( ようだ )。それでも圧倒的人気を博しているのなら良しとすべきなのか。

NHKの紅白歌合戦をここ数年まともに見たことはない。それは私だけではあるまい。理由は明らかで、聴きたい音楽が世代ごとに違ってきたためだろう。NHKは「国民的行事」の建前を維持するため四苦八苦しているようだが、少なくとも私には踊りが歌の代わりにはならないし、その年の話題の人物を出演させても話題から離れて興味は持てない。

全国民が同一の歌に感動するなど気味が悪いとの意見もあろう。私も例えば国民が国歌に感動すべきとまでは思わない。しかし、せめて童謡や抒情歌ぐらいは最後の砦として?  世代を超えて愛されて欲しい。

1 件のコメント:

  1. NHK BSPremium(旧BS2)の洋画放映番組をご覧になったことがありますか。
    以前はこのオープニングテーマ曲がDavid BowieのSpeed of Lifeでした。(アルバムLow所収)
    なかなかいい曲だと思いますよ。

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