かつては住民も少なくはなく、その要望に応えて駅が新設されたが、現在は一日4便しか停車せず、恒常的な利用客は通学の女子高生一人だけ。駅舎もバス停の小屋を大きくした程度。石北峠に近い雪深い駅の冬は近所の一組の夫婦がプラットフォームの除雪をしている ( 自らも通学生だった夫も近年は腰が痛くなると苦笑していた ) 。今春、女子高生が高校を卒業し都市の看護学校に入学するのをきっかけに駅が廃止されるという。
利用客が一人だったということは18軒?の住民も鉄道を利用しなかったということ。地方の人口減少とモータリゼーションの普及を考えれば廃止線や廃止駅の増加は止むを得ないのだろう。それでも大都市の鉄道や都市高速道路などの建設費や維持費の巨額さを聞くと、その何百分の一、何千分の一を地方線の維持に回せなかったのかと思わぬでもない。そのための税金なら負担して良いと考える都市住民も少なくないのでは?
わずかな救いは当の女子高生が自分の通学のため地域の人たち ( 駅まで毎日軽トラで送り迎えした父親を含め ) が払ってくれた努力を理解していることだろう。その心を病人たちのために向ける看護師になってくれると信ずる。
PS 前々回、金正恩主席としたのは第一書記の誤り。
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