2014年10月9日木曜日

保育園は迷惑施設?

今朝の新聞の折り込み広告に我が家のある宅地の土手の雑草の草刈りの予告のビラが挟まれていた。工事に伴う停電や断水の予告は珍しくないが、雑草刈りの予告ビラは近年のものである。誰かから苦情があったのだろうか。

たしかに土手に接する我が家の当日の騒音は小さくない。しかし、その時間は長くても一日、普通は半日程度である。一夏に伸びる雑草の背丈は膝を没するほどになる。ほっておけば枯れる冬の火の用心もしなければならない。私は草刈りを感謝こそすれ迷惑だなどとは思わない。それを予告するのは具体的に苦情があったか否かはともかく、実施者側がその怖れを感じているということだろう。

やはり今朝、テレビで保育園新設への反対の動きを伝えていた。園児の声がうるさく、「静かな住宅地が壊される」ということである(他に保護者のマナーや交通渋滞への不満もあるが )。たしかに園児は周囲の迷惑まで考えないだろうが、質的にも工場騒音などと同列には論じられないのでは。

私とても、近くにゴミ処理場の新設が発表されたら反対する可能性は高い。しかし子育てに不可欠な保育園や幼稚園に反対すれば親たちはどうしたら良いのか( もっと遠くに作れとは言えない )。子供達の叫び声まで迷惑視するのは行き過ぎとしか思えない。「迷惑施設」の側も周囲への配慮はして欲しいが、それにも限度があろう。今朝のメディアの腰の引けた報道姿勢は気になる。社会の不寛容化への警戒は必要だろう。

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