2014年4月9日水曜日

英国の鉄道

前々回、英国ののんびりさの一例として1960年代まで各コンパートメントに直接ホームに乗り降りするドアがある車輌が使われていたと書いた。しかし家内にはそうした記憶は無いという。仕事のためにロンドンに何度か国鉄を利用した私と家内とでは違うのは当然なので、家内が健忘症なのではない! 逆に私の方が映画の画面で見たことを自分の事のように誤って記憶していたのではないかと不安になった。

そこで今はバンクーバーに住む元クラスメイトにメールしたら早速誤りではないとの返事が来た。彼によると、そうした車両はコンパートメント同士を結ぶ廊下がそもそも無い(だから自室から直接乗降する他ない!)上に、内側からドアを開ける取っ手は無く、乗客はドアの窓ガラスを下ろして(落として)外側の取っ手を回すのだという。そして一人の駅員porterが一列車の未閉鎖のドアを閉めて回る(と読める)。私自身が利用したことは無かったので今更に驚いた(呆れた)次第。

そういえば1966年だったか、ロンドン・マンチェスター間の鉄道電化が完成し、新聞が「鉄道の新時代」と書き立てていたことを思い出す。(ディーゼル機関車が普通だったので、いきなりSLから電化したわけではない)。わが国は英国に鉄道技術を学んだ筈だが、いつの間にか鉄道車両を逆に英国に輸出する関係となった。無論大いに喜ぶべきことなのだが.....................。

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