前々回、英国の皇太子夫妻がニュージーランドを訪れたと書いたが、ウイリアム王子は皇太子ではなかった。それにしてもチャールズ皇太子の最近の影の薄さは目立つ。まるでダイアナ元妃という太陽があって始めて光る月のようだ。しかし彼は仲々ユーモアのセンスもあるようだし、離婚したから国王としての能力が低いとも言えない。元妃への同情がマイナス効果になっているのでは?
それにしてもエリザベス女王は頑張っている。立派だが、それが良いことなのか私には多少の疑問がある。何故かそれがチャールズへの重しとなり、彼のやる気を削いでいないだろうか。
ヴィクトリア女王も即位期間の長さでエリザベスと甲たり難く乙たり難いが、彼女の子供のエドワード七世はなかなか即位出来ず、その間パリの社交界で羽根を伸ばすしかなかった。老害の側面が無かっただろうか?
余計なことだろうが、日本でも百歳を超えて大病院の理事長をつとめ大変な敬意を払われている人がいるが、私には何で偉いのかさっぱりわからない。
もう一つ。英国の鉄道のコンパートメント式の旧式車輌は各室をつなぐ廊下が無かったと書いたが、私が居た1960年代の旧式車輌は廊下の両端にドアのあるコンパートメント式の由。私の聞き方が悪かったようだ。しかし駅員がドアを閉めて回る音がプラットフォームに響いていたことは確実で、国鉄の全車両のドアが自動化されたのは1990年代になってからの由。のんびりの国情は矢張り争えないようだ。
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