2014年4月6日日曜日

むやみにひとを疑った罪?

、十日ほど前にオレオレ詐欺(正しくは振り込め詐欺でした!)に騙されかけたと書いた。ところが先日、要求した正式書類がエアメールで届き、中に電話してきた大学院生の改めての手書きの依頼文があった。ひとを疑って恥ずかしい限りだが、苦しい弁解も出来ないでもない。

こういう事になった始まりは大学からの封書が二つあり、その内の一つ(学長の手紙)を私が開け忘れていたことである。あらためて開封したらそこには学長が寄付金集めfundraisingのため学生に電話をかけさせると予告していた。(ともあれ二度手間かけさせたとあればこちらも金額を増やさざるを得ない!)。
それにしても日本の大学が寄付金集めをする場合、学生に電話させるであろうか。現在のように振り込め詐欺が横行している時代ではないとしても、大学がそんな事を考えるとは思えないし、学生が簡単に同意するとも思えない。いくら大学院生だけの小規模カレッジの金集めでも。のんびりした国情抜きには考えられない。

私が滞在した1960年代半ばの英国の鉄道では、コンパートメントごとに下車のためのドアが開く旧式車輌も少数ながら使われており、始発のターミナル駅では発車直前に未だ開いているドアを駅員が閉めて回る。そのどしんどしんという音がホームに響いていた。今そんな車輌は使われていないだろうが、耳に残るその騒音が今は限りなく懐かしい。

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