現在も存在している筈だが(最後に利用したのは2022年7月 奥多摩の秋川渓谷の宿)、 全国の古い温泉宿200軒ほどが加盟する「日本秘湯を守る会」がある。同会加盟の宿に宿泊し、同会発行のスタンプ帳に十軒のスタンプをもらうとどの宿でも次の一泊が無料となる。しかし三年間に10泊はかなり厳しく、結局無料宿泊できたのは2枚目が満了してだった。
昨日のNHKのBS放送に「山里の宿」と題する番組があり、題名に惹かれて期待して見た。京都の鞍馬のさらに奥の「花背」というところの茅葺きの宿で、 食器の収納庫が20畳とのこと。徹底して地元の山野草中心の食事を提供。 記憶に誤りが無ければ肉食は谷川で獲れる小さな「アジアどじょう」10匹ぐらい。しかし四季の山菜へのこだわりはすごく、直径が5ミリにも満たない野生の山イチゴのトゲをピンセットで除いて調理する。などなど。
結局、私の予想とは正反対の最高級の山の宿だった。宿泊料金が気になったが番組は一切触れず。それを気にする私とは無縁の宿だった。京都の文化の底深さを徹底的に知らしめる?番組だった。
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