2025年7月21日月曜日

 メディアの言う「自公過半数割れ」は本当か?

  長かった選挙運動期間も終わり、一応の結果が示された。 メディアでは自公の過半数割れが大きく報道されている。私とても多年政権交代を願ってきたが、「自公大敗」「自民過半数割れ」(朝日新聞の朝刊と午後の特別版の大見出し)にはとてもではないが同意できない。 

   これ迄の国会議員選挙でも似たような状況は生じたが、選挙後に自民党は「無所属」の当選者(実は自民党の公認を得られなかった人たち) の入党を認めて安泰だった。今回も参議院の与野党差はわずか2名。13名の無所属当選者の動向次第で自公の過半数も大いにありうる。しかしそれ以上に注目する必要があるのは参政党(14名)や保守(2名)の動きだろう。「日本ファースト」を公言する前者は自民党の補助勢力ともなるだろう。

 日本人なら声に出さなくとも「日本ファースト」の主張に動かされやすい。しかし、多くの職場が今や外国人労働者抜きでは動かない時代である。東アジア(東南アジアを含む)との人的交流は不可避。  もはや「日本ファースト」を叫ぶ時代ではない。

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