お隣の韓国が日本と同様に、否、日本に倍して少子化と人口の大都市集中に見舞われているとはむろん聞いてはいたが、昨日の『朝日』の朝刊に載った記事も考えさせられた。
わが国の出生率は確か1.2程度と記憶するが、この数字でも元教師の私からすれば職場の減少や閉鎖が避けられなくなる重大事だ。しかし、韓国の出生率は0.72と聞くと、他人事ながら同国の将来はどうなるのかと考えてしまう。もっとも韓国の場合、北朝鮮との統一が実現すれば問題は一挙に解決するが、金王朝が続く限り夢物語でしかない。
出生率とともに韓国の人口のソウル首都圏集中は総人口の約半分という信じられない数字と聞く。この点ではわが国の人口の大都市圏集中も小さくない問題だが、両国とも民主国家で人口配置の強制など不可能。対策としてはせいぜい留学生をはじめとする外国人人口の増加が考えられる程度だろう。そのうちどれほどの人たちが永住してくれるだろうか。
その昔、古代ローマの栄華はゲルマン人ら「蛮族」の侵入により終わったとされる。時代は変わり、日韓両国ともそれが平和的流入ならばむしろ歓迎すべきだろう。
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