2017年7月5日水曜日

辺地? カムチャツカ

テレビのチャンネルを回していたらBSプレミアムで「グレートサミッツ」の再放映をしており、今回はカムチャツカ半島の最高峰クリチェフスカヤ ( 4750米 ) の学術登山への随伴記だった。聞き間違いでなければ番組ではユーラシア大陸最高峰と紹介していたが、ヒマラヤの山々はユーラシア大陸ではないのか?

カムチャツカ半島には富士山そっくりの火山が幾つかあり夏でも雪をいただいているが、クリチェフスカヤは文字どうりの活火山なので当日は雪はほとんどなく、45度近い頂上直下の斜面は富士山と同様滑りやすい火山岩のくずで覆われている。同じ高度でも低緯度地方の酸素は日本などの半分ということだが、チームの誰も酸素マスクを着用していなかった。およそ一時間おきに頂上では噴煙が上がり、その合間の登頂だった。私にはそんな危険を侵す勇気はない。

十数年?前、カムチャツカ半島へのツアーに参加した。登山の予定はなく、高山植物の花々、先住民部落、州都?ペトロパブロフスキー・カムチャツキー ( その昔、高田屋嘉兵衛が半年抑留された ) などが主な訪問地 ( 中継地のウラジヴォストークも ) だった。奥地に向かう泥濘の道は6輪駆動?のバス ( 兵員輸送車?)で走破するのだが乗り心地は最悪で、車に強い私が下車直後吐いてしまった。夜はロシア民謡のピアノ演奏があり、日本人を意識してか「恋のバカンス」も曲目に入っていたが、食事に気を取られてか気が付いた日本人は少なかったようだ。

帰りの空港は新潟空港で、JR新潟駅へはタクシー利用だったが、その快適さにシビれた。何処にでも走っているタクシーなのに!  道が良いからか?  上越新幹線では今度廃止が決まった2階だて車両に乗った。夜行寝台の経験から二階席はそうとう左右に振られるだろうと予想したが、揺れは驚くほど少なかった。ロシアの辺地と比較するのが無意味なのか。

0 件のコメント:

コメントを投稿