2017年7月19日水曜日

ピストル保持ぐらい許されてよい?

今朝の朝日新聞の「特派員メモ」というコラムに自社のサンフランシスコ特派員が書いた「空から自室をのぞくのは」という見出しの気味の悪いエピソードが載っている。お読みの方も少なくないだろう。

ハエも入ってこない17階のマンションのソファで読書していたらブーンという蜂の羽音のような音がした。窓外にはドローンが静止しこちらを見つめている ( ドローンはふつうカメラを搭載している )。立ち上がったらあざけるようにふわりと窓から遠ざかった。

米国では二年前銃で自宅周辺を飛ぶドローンを撃ち落とした男性がいたという。「家族のプライバシーを守るには当然だ」と主張し、おとがめ無しだったとか。さすが米国人と拍手を送りたくなった。私には銃もなければ射撃の経験もないが、同じ場面に遭遇したら空気銃 ( 昔は自由に持てた ) の使用ぐらい許して欲しくなるだろう。何しろ今後はドローンはわが国でも増える一方だろうから。

一足飛びに米国の野放しの銃保持を肯定する気はない。しかし億を越える銃器がすでに保有されていると聞く米国では、人里離れた一軒家に住む人はピストルの保持ぐらいは許されるべきだろう ( その程度でも有ると無しでは大違いである ) 。

幸いピストル無しでも安心して暮らせるわが国では銃もピストルも所持を許されるべきではない。しかし状況の全く異なる米国では連発銃禁止など段階的に対策を立てる他なさそうだ。

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