しかし、同誌のテスト結果の公表で自社のトースターが売れなくなり倒産の危機に陥った小企業の経営者に怒鳴り込まれ、ドラマでは主人公が深刻に悩むことにもなった (結末は経営者がテストの趣旨を理解したことになっている )。なるほど、消費者のための文句無しに立派な企画が思わぬ結果を生むことがあると知った。
それと同じとは無論言わないが、同業各社が裏で「談合」して官庁の発注案件を高値で受注する独占禁止法違反行為が後を絶たないようだ。国民の納めた税金を不正に利用することが許されない行為であることは明らかである。しかし、日常的に業界団体などで交流する各社のうち最低値をつけた一社が100%受注し他社が0%という結果は、米国の企業風土では当然であっても日本の企業風土では躊躇されることは日本人の私には理解できる面もある。正当な手続きの結果なら競争力に劣るものは敗れるのは止むを得ないとしても、参入できなかった企業の社員まで敗者となるのは仕方のないことなのか ( 私の周囲でも現に見聞する )。ドラマの中の小企業はどうなったのだろうか。
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