2015年7月3日金曜日

女子サッカーのW杯

「なでしこ」チームがW杯の決勝戦に進むことになった。準決勝まではニュース報道で結果を知るだけだったが、対イングランド戦は難敵相手ということもあり、時間的にも見やすかったので始めから終わりまでテレビ観戦した。

結果的には勝利したが、やはり相手もさるものだった。相手選手のオウンゴールで意外な結末となった。オウンゴールをしたバセット選手には同情を禁じ得ないが最善のプレーと信じた上のこと、不運と諦める他ない。執念を貫いたなでしこたちを褒めるべきだろう。

しかし気の毒だったがオウンゴールで勝敗が決したことはまだ良かった。私はサッカー音痴に近いが、もし最初の日本のPKの一点で勝負が決まっていたら後味は良くなかったのではないか。解説者?の誰かが、イングランドのPKも日本のそれも違反というほどではなかったと言っていた。その当否は私には判断できないが、解釈次第で決まった勝利ではスッキリしなかったろう。今回イングランド側は、残念でも審判の判定による負けよりは納得できたろう。なでしこには決勝戦もぜひ勝ってほしいが、そうでなくとも私には何の不満もない。世界二位は文句の付けようがない立派な成績だから。

敗れたチームの国民はその後どのチームに買って欲しいと思うだろうか。以前、サッカーが弱いインドネシアの国民は自国チームの敗退後は旧支配国のオランダチームを応援する人が多いと読んだ記憶がある。私はそうなったら日本以外で一年以上住んだ唯一の国イングランドを応援するだろう。しかしオランダはインドネシア人にとって三百年植民地として自国を支配し、足かけ四年の独立戦争では流血を強いられた敵国だったが............。菊池寛ではないが、「恩讐の彼方」ということのようだ。

1 件のコメント:

  1. こんにちは。昭島市のTです。
    この大会、日本チームはPKに縁がありますね。以下私感です:
    ・最初のPK:明らかな反則ですが、ペナルティエリアの中だったかどうかは微妙。
    ・二番目のPK:スローで見ると、誰とも接触していなかったようにも見えます。
    ・オウンゴール:昔の男子ワールドカップで似たようなシーンがあり、コロンビアに帰国したその選手が射殺されるという悲劇がありました。
    今回のイングランドは暖かく彼女を迎えて、社会の成熟を示すと思います。

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