先日テレビで、No.1国際派俳優の息子という俳優を見かけた。前者の娘もNHKの朝ドラのヒロインを演じた。数え上げれば同じ例は少なくないようだ。芸能界の安易さを感じた。
スポーツの世界では実力がすべてである。親の七光りは通用しない。長嶋茂雄の息子も野村克也の息子も騒がれながらプロの道に進んだが、けっきょく通用しなかった。冷厳な数字には勝てなかったのである。そもそも長嶋も野村も己れの実力だけでのし上がって来た。
有名俳優の息子や娘として他人には無い悩みもあったろう。また、親譲りの才能を発揮する例は少なくないだろう。しかし出発点での不平等は明らかである。それが通用するのは演技の評価の曖昧さ (いいかげんさとまでは言わないが )だろう。
旭天鵬はかねてから十両陥落の場合は現役引退すると語っていたので、そうなるかもしれない。親方に日本国籍が必須かはともかく日本国籍を取得しているとのことなので、親方や解説者として大いに活躍して欲しい。他の誰でもない自らの力で勝ち取った地位なのだから。
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