森本氏は野田内閣の防衛相だったが、今朝は新安保法制の説明 (と弁護 )に徹していた。ところが、日頃は野党的見解を述べる二人の女性大学教授も法案の慎重審議は求めたが、正面からの批判は避けていると私は感じた。森本氏も時には安倍首相の弁護に窮したのか、あやふやとも取れる弁解をしていたので批判を展開する好機もあったのに論争に発展しなかった。下手に批判をして森本氏に本気で反論されたら恥をかくと警戒したともとれる。
しかし、論争にならなかった一番の理由はとっぴかもしれないが「和をもって貴しとなす」との日本的心性 (その場の雰囲気を壊さない )が勝ったからではなかろうか。フランスのテレビ討論番組を見たことがあるが日本とは全く違った雰囲気で、いかに自分の発言時間を確保するかの壮絶な競争だった。ともあれ日頃の楽しい語らいの雰囲気ではニコニコしている司会の関口宏が終始渋面を崩さなかったのが印象的だった。
今朝の森本氏の番組出席が政府自民党の意向を忖度したテレビ局の配慮だった可能性もあったのではないか? 何の根拠もないし、森本氏が新法制の説明の適任者で無いとは誰もいうまいが........。
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