考えてみれば納得がゆく。若い夫婦の場合子供連れが多いから支払額はバカにならないだろうし、逆に高齢者は夫婦二人が多いから大した出費にならない。とはいえ今でもファミレスに子供連れの一家は少なくないし、学校帰りの高校生仲間も目に付く。メディアが物価高による生活難を再三取り上げるが半信半疑にもなる。
卵や牛乳など物価優等生だけでなく、もやしを始め進じられないほど安い食材は少なくない。肉類も貿易自由化のおかげで外国産は安い。昔は蒲焼や寿司は日常の食べ物では必ずしもなかったし、今でも店で食べれば安くないが、寿司などスーパーで手軽に買える。
食材以上に衣類は安くなった。私が社会人になりたての頃新着のスーツは布地から選ぶのが普通で、一着の値段は相当だったし、それが普通だったが、今は二着いくらの安さ。カジュアル衣料のユニクロは「日本を滅ぼす」(浜矩子)ことが心配されるほどの人気である。
衣食住のうち住居は相変わらず高価だが要求レベルが高くなったためもあるようだ(四十数年経つ拙宅は改築した家々に囲まれ肩身が狭い!)。共働きの夫婦にはそれほどの負担でないのか都心のマンションが人気だそうで、郊外は高齢者の街になりつつある。日本人の生活が苦しくなったとは思えない。物事を数十年のスパンで考えることはそもそも間違いなのか?
PS 「北斗星」の始発駅は今も上野駅でした。訂正します。
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