選者( この人の短評は何時も秀逸 )の選句の傾向が大方野党的なのは多少気になるが、世相や権力者の冷やかしという川柳の性格からある程度止むを得ない。少なくとも夕刊のコラム「素粒子」ほど一方的ではない。後者とても一行か二行で表現する必要上断定的にならざるを得ない側面はあるだろうが、物事はそれほど正邪の別がはっきりしているものなの( 筆者はいつからそんなに賢者になったの )と言いたくもなる。
今朝の川柳には珍しく?「出ちゃならぬときに出てくる困りもの」( 選者評は「元首相でもいい? と沖縄知事に面会」)と野党元代表鳩山由紀夫氏を槍玉に挙げている句が選ばれている。私も、普天間基地の県外移設を約束しながら「私の勉強不足でした」と主張を取り下げた氏が今更どのツラ下げてと思う。私の嫌いな政治家はむろん数々いるが、氏は小沢一郎氏と並んで最も顔を見たくない人物である。新内閣が発足すると野党もメディアも一年ほどは厳しい批判を自制するのに、その貴重な一年間を台無しにして民主党政権の顔に泥を塗った元凶の二人である。
鳩山由紀夫氏は東大工学部出身らしいが、優秀な家庭教師を長年雇えば東大くらい誰でも入れるという見本ではないか!! とにかく、鉄面皮という言葉がこれほどピッタリの人物は空前絶後だろう。
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