2018年12月10日月曜日

地球温暖化の影響

今朝の東京の気温は今冬一番の冷え込みで摂氏4.7度だった。それに合わせてでもあるまいが、今朝の複数のテレビ局で寒さを話題にしていた。

地球温暖化の影響か、今年の日本列島は全国的に冬の到来が遅かったらしいが、北のモンゴルもその例外ではないという。それでもウランバートルの今朝の気温はマイナス27度とかで、日本とは比較にならない。と思ったら、北海道の陸別の今朝の気温はマイナス21.8度。同地は日本で最も寒い所として知られるが、札幌もマイナス6.8度なので矢張り寒い所は寒いということのようだ。

それでも温暖化 ( と品種改良?)の結果で北海道は今やコメの大産地となり、その味も他地方と十分競争できるほど向上したとのことで頼もしい。逆に高温化で西日本の従来の米作地は品種の転換を迫られるだろう。あちら立てればこちら立たずだが、日本の米作技術をもってすれば困難は必ず克服できるだろう。

というように、主要農作物については世界でも温暖化で不利になる地域ばかりではなく、逆に生産が増大する地域もあろう。しかし、先日どこかのテレビで、温暖化による国土の砂漠化で住民の生活が深刻な打撃を蒙っている西アフリカのブルキナファソの紹介があった。それが地球温暖化の影響であれば先進国の責任は否定できず、救援の手を惜しんではならないだろう。

そうした状況であれば石油や天然ガスが安いほど良いと単純には肯定できない。米国ではシェールオイルの生産増加で国民が自信を回復したためか、ピックアップ・トラックなど中型以上の車の人気が高まり、比較的燃費の良いセダンの生産が打撃を受けている。自動車だけではない。ハウス栽培で冬でも石油を燃やして夏野菜が作られるのを進歩とばかり言えない。大気中の炭酸ガスの除去技術の飛躍的ブレイクスルーに力を注ぐべきだし、時間との競争になるが人智にはそれが可能と信ずる。

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