今朝の朝日新聞は「既存政治批判 支持集める」との見出しをつけている。その批判の二大テーマは左翼政権時代の大規模な「汚職」と「治安悪化」のようだ。汚職はひとまずおき、同紙によれば治安悪化は「サンパウロ州だけでも年30万件の強盗事件が発生し、車両盗難は50万件」という。前時代の数値と比較しなければ「悪化」と断定できないが、1日当たりどちらも1000件前後となる。「きれいごとはもうたくさんだ」とのボルソナーロの言葉にブラジル国民が共感したことは事実だろう。だいぶ以前のことだが、ブラジルの警官たちによる殺人事件の続発が報道された。彼らが命がけで ( ときに犠牲者を出して ) 捕らえた犯人たちが寛大な判決を受けるのに我慢できなくなったのである。
「治安悪化」と言えば、現在ホンジュラスから米国へ数千人が行進中だが、その理由は経済困窮とともに治安悪化 ( むしろ崩壊 )であるという。経済困窮ならともかく、国民が直接生命の危険にさらされ逃亡するという事なら、「破綻国家」というほかない。言語が共通な旧宗主国 ( スペイン?)に再併合して貰ったらどうかと言いたくもなる。ブラジル国民がその前に手を打つというのなら外国人がどうこう言っても始まらない。国民の生命を守るのは国家の第一の義務だから。
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