2017年5月25日木曜日

商売の移り変わり

我が家の近所には駅を中心にスーパーマーケットが3店あった。駅下 ( 真下ではないが ) の電鉄系のそれは地理的優位を計算してかやや割高である。我が家もよく利用するが外国産牛肉があったり無かったりする。駅よりも我が家寄り ( 僅か数十メートルの違いだが ) のスーパーは便利差から利用回数が多かった。第三のスーパーはほとんど駅前なのだが、ほんの数十メートル逆方向なのであまり利用しなかった。

第三のスーパーは最初の入居店が撤退してから十数年間あたらしい入居店が頑張っていたが、ついに先日閉店した。スーパー三店はもう無理だろうと思っていたら先週、従来より売り場面積を拡げた新店が開業した。従来の経緯はむろん承知した上での進出だろうし、こちらの心配することではないのだが。

我が家が当地に移り住んだ半世紀前にはスーパーマーケットは一店もなく、日常の買い物は魚屋や八百屋など個人商店頼みだった。現在と比べれば多少不便だったが、子供同士が同学年の魚屋など多少の面識はあった。その後、駅が高架式となってスーパーが下に入り、個人商店は減少した。

一昨日、初めて新規開店のスーパーを覗いたが、商品の多様さ ( というより多量さ?)に圧倒された。支払いも機械相手に自分で現金を払うのでカードは使えない。外国 ( と言っても半世紀前だが ) ではその場で銀行小切手の金額を記入して支払う人も見かけたが、現金優位の我が国では機械利用の合理化で人手を減らし原価を下げているのだろう。商売は大変だなあと思う。三店とも頑張ってほしい。

P.S.  5月14日の本ブログで、米国映画『大空港』に言及した。偶然23日にテレビで放映されたが、航空機事故が主題とはいえ結末はハッピーエンドで、記者による会社幹部の責任追及はなかった。私の記憶していたのは別の映画のようだ。人間の記憶力はあまり信頼できない ( お前のだろう!)。

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