両派それぞれの主張はおおむね予想どうりだったが、最後に出席者たちが意外だったと語ったように、必ずしも両派とも一枚岩ではなく、問題ごとに派内でも意見は別れた。例えばトランプの主張が米国民の分断に貢献していることは常識として、メディアも分断に貢献しているとの意見にトランプ派全員が賛成したが、何と反トランプ派の5人も賛成した。
またトランプの主張をめぐって家族も分裂した出席者はトランプ派が7人、反トランプ派が4人。それぞれ真剣に考える人たちだったらしいことは救いでもあった。メキシコとの間に壁を作るとのトランプの主張も、費用対効果も考えトランプ派内でもそのまま信じられているわけではないようだ。
労組幹部出身で今は衰退地域の都市のトランプ派市長のように頑固一徹の人もいたが、トランプ派の一人の妻は黒人だった。米国民全体としても両派のデモは頻繁でも、あれだけの主張の違いにしては暴力行為は少ないと私は感じている。大きな問題を抱えても米国は民主的な解決方法を持った国であると信ずる。
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