『サンデー毎日』5月29日号に「内幕スクープ! 新国立競技場建設の「闇」 「舛添」都知事もう一つの重大責任 「神宮外苑」都有地 35億円 タダ貸しの「裏」」との記事が掲載されている。タイトル名だけで内容は多言不要だが、猪瀬都知事時代に有償で日本スポーツ振興協会に貸す筈だったのが、昨年末無償で貸すことに決め、約35億円の損失になるという。しかし、かつて名古屋市や大阪市がオリンピック招致に手を挙げたのは開催のためのインフラ整備も隠れた目的だったろう。35億円が少額だとは言わないし、まして舛添氏の公私混同問題は別に厳しく追求されねばならないが、東京オリンピックのための国費でのインフラ整備の工事費は35億円の100倍でも足りないだろう。東京都民以外の国民から見れば35億円の借地料の不請求は「タダ貸し」どころか当然のことだろう。ここでも東京のジャーナリズムのおごりが感じられる。
『サンデー毎日』編集長は東京都の「不透明な動き」というが、1月末に東京都の「オリンピック・パラリンピック特別委員会」で可決したのであれば「不透明な動き」ではないだろう。それとも編集長は自誌の記事を読まないのだろうか。時流におもねる記事は私には見苦しく映る。
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