2016年3月3日木曜日

病院今昔

数年前の胆嚢胆管手術以来、その病院に痛風予防の薬をもらうため月一回通院している。ところが一ヶ月近く前、左下腹部に軽い痛みを感じ、周囲が熱っぽくなった。さいわい十日足らずでおさまったが、担当医に一応その旨告げたら念のため大腸検査を勧められ、昨日検査を受けた。

CT検査のため造影剤を注射することになり、血管が見えにくい体質のため自分から申し出て見えやすい手の甲から注入した。注射後看護婦が痛くなかったかと聞いたので、腕への注射と変わらなかったと答えた ( これは本当 )。つい図に乗り本当に注射したのかとからかったら、直後は爆笑した彼女が急に真剣な表情になり、同僚に針の刺さった私の手を見せた。医療紛争への警戒がそうさせたと私は理解した。

学生時代の盲腸炎手術以後、数年前の手術は久し振りだったが ( 入院は経験 )、病院側の配慮 ( 警戒心と言っても同じ ) は格段に強まったと感じた。。手術前の同意書の提出から事前の各種の検査、検査前の患者本人の確認の徹底、手術前後の呼吸訓練、術後の早期の歩行訓練まで以前とは様変わりの印象だった。

CT検査だけと思ったら「透視検査」とかで腸にバリュームを注入され機械の上で何度も反転。あまりの念入りさに何かを発見したのかと不安になった。けっきょく無罪放免され、ホッとしたが。

最近、血液検査で殆どのガンが発見できるとの記事があったが、その後、続報がないので過大評価だったのだろう。高価な検査機械 ( 装置と呼びたい ) を導入した病院はもし本当ならどうなるのか。病院としては進歩を単純に喜んではいられない気持ちだろう。患者としては喜ばしいが.........。

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