フキノトウほど収穫時期が微妙ではないが、裏の敷地内に背丈ほどのタラの木があり、毎年確実に二回分の天ぷらの材料のタラの芽が収穫できる。前年の冬は温州蜜柑の収穫はなぜか30個に満たなかったが、今年は450個ほど取れ、隣近所四軒にもお裾分けした ( 何しろ丸見えなので!)。予測不能は自然の特質なのか!
今日が東北大震災五周年ということで新聞の紙面はそれで半ば占領されている。地震も津波も人智を超え予測不可能のようで、またしても寺田寅彦の偉大さを知らされた。我々に今できることは確実に来る自然災害に備えることだろう。そこには間接的だが原発事故も含まれる。
原子力工学に無知な私には原発反対に踏み切るべきかはわからないが、少なくとも古くなったものや都会に近いものは廃止が賢明だとは思う。五年前米国は福島原発から70キロ以内の自国民の退避を考えた ( 実行した?) ようだ。じじつ核燃料プールの燃料の爆発が回避されたのはかなりの幸運も手伝っていたとも聞く。京都が福井原発群から70キロ以内か以外かは知らないが、今や人気世界一の観光都市となった京都が放射能に汚染されたら文化的損失は言うまでもなく、我が国への経済的打撃ともなるだろう。
核燃料プールに放水するヘリコプターの画面は何度も放映されたが、それだけでは不十分であり、自衛艦が牽引する二隻の給水船 ( バージ ) が原発直下に決死の覚悟の接岸をした様子が数日前のテレビで紹介された。私は再度放映して国民に周知して欲しいと思った。自衛官なら外敵から国を守るための決死の行動は覚悟しているだろうが、原発事故でそうした行動を強いられることは無いようにすべきであろう。
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