2015年6月21日日曜日

野良猫との正義の闘争

世の中には犬派と猫派がいるらしい。好き嫌いに理由など必要ないが、一方は主人への犬の忠誠心に惹かれ、他方は猫の人に媚びない自尊心に惹かれるとか。私は単純により可愛いから犬派だが、子供の頃子猫を自宅に短期間預かったことがあり、猫の可愛さも知らぬではない。また犬といってもこの頃の猫と見紛う犬は好きになれない。この頃外国で日本犬の人気が高まっていると聞き、我が意を得たりと感じる。

この一年あまり一匹の野良猫が庭を我が物顔に出入りし、埋めた台所ゴミを夜中に掘り返す。シッと口で言ったぐらいでは歩調を早めもしないが、私が庭に出れば脱兎のごとく逃げる。ところが、二ヶ月ほど前家内が、庭のアジサイの陰にいた猫が逃げるどころか威嚇するそぶりを示し、生まれて間もない子猫が傍らにいるのに気づいた。母親の愛は偉大だと言うべきなのだが、狭い庭に複数の野良猫は御免こうむりたい。相手は飼育場所を勝手に変えるので私も気づかず傍を通って威嚇されたが、棒切れも持っていなかったので手が出せなかった。

昨日やはり突然威嚇された時には手の届くところに拳大のコンクリート片があったのでそれを投げつけた。3米ほどの距離だったが昔草野球で鍛えたコントロールは確かで、一発目が親猫に命中すると子猫が逃走した。しかし親猫は相変わらず威嚇をやめないので二発目、三発目を投げた。三発目でようやく親猫は逃げた。どれも相手に当たったので肋骨ぐらい折れてもおかしくなかったのだが。短期間に人間を侮るようになっていた。

我が領土領空を侵犯されて不愉快なのは国も人も同じ。庭に居つかれないためには大人気ないと思われようとやむを得なかった。しかし、何より野良猫ごときが人間に刃向かうのが許せなかったのかも。私の行為は動物虐待に当たるのか?

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