2021年4月16日金曜日

韓国の軍備は何のため?

  今日の『産経』によると、韓国が新しく国産戦闘機を完成披露したという。当然最新の装備を盛り込んだろうが、レーダーに映らないステルス性能はないという。それでは米国製のF35戦闘機より劣るが、超高価なF35を購入するよりも同じ費用で非ステルス機を何機か入手する方が利口と考えてもおかしくない。それより何より時刻生の戦闘機を持つ誇りはどの国民も同じだろう。

  我々は韓国の軍備は北朝鮮の攻撃に備えるものと思いがちだが、ヘリ空母 ( 2007年、「独島」の完成 ) や、給油機をエアバス社に4機発注、射程1500キロのミサイルも開発中と聞くと、目的は別と知れる。北朝鮮の奥行きは300マイルで、給油機も中距離ミサイルも必要ないから。

  以上の知識は朝日新聞の元軍事記者の田岡俊次氏のAera ( 9月9日号 )掲載論文による。それによれば「陸軍49万」の韓国は日本の自衛隊の3.6倍。国防予算は日本の76% ( GDP比 7.5% ) で遠からず日本を上回る。「韓国はすでに軍事大国であり、日本を仮想敵国としていることを認識すべきだ」との結論。

  私はこれまで何度も田岡氏の新聞紙上の記事を読んでおり、朝日新聞の論調との違和感を覚えたことはなかった。しかし、同氏の掲げる数字を無視して良いとは思えない。日本による韓半島の再侵略など米国も中国も許すはずがない。韓国の軍備強化は水も自給できない独島死守のためなのか。それとも最新の兵器を持ちたがる軍人の本性の現れなのか。現在の韓国がそれほど軍人主導の国とは思えないが。

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