私自身は京都アニメーションの社名も知らなかったし、作品名も一つぐらいしか記憶にないが、日本のアニメ作品が世界でも高い評価を得てファンも世界に拡大しているとは聞いていた。何よりも、作画を愛し希望かなって入社した若い人たちの大量死にはこんなことがあって良いのかと思う。不満を抱いた元社員の復讐といった事情 ( だから許されるというものでは無論無いが ) すら無さそうだ。他人の私からしても憎んでも憎み足らない犯罪である。
死刑制度を容認する私でも絞首刑といった残酷な処刑方法は改めて欲しいと思っていた。しかし今回は「八つ裂き」といった苦痛に満ちた刑がないのを残念に思う。被害者やその家族もかならずや同じ思いではないか? 死刑廃止論者はどう反論するだろうか。
一昨日の東京新聞のコラム『筆洗』( 『朝日』の「天声人語」や『読売』の「編集手帳」に当たる )に、「世の中に想像を超えた蛮行をためらわない人間が、やはりいるという事実が今は重い」とある。全く同感だが、同紙がこれまで死刑制度にどういう意見を表明していたか知りたい。事後の「ワニの涙」ならもう沢山である。
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