2018年5月30日水曜日

どこまでpolitical correctness は主張できるのか?

数年前になるか、スマップの香取慎吾が公然ワイセツ罪を犯したとのかなり大きな新聞記事があった。偏見から、芸能人なんてそんな程度かと一瞬考えたが、よく読んだら、酒に酔って深夜都心の公園で全裸で声を挙げたということだった。法律に当てはめれば公然ワイセツ罪になるのかも知れないが、有名人とはいえそんなに大きく扱うべき事件かと疑問に思った。

二、三日前、警官が女性の水着姿を盗撮したとの記事 ( 地方版だけ?) があった。よく読んだら遊園地のプールで水着姿の女性監視員をカメラで追ったとのことだった。しかし、温泉場で入浴中の女性を了解なく撮ったならともかく、公開のプールで水着姿の女性監視員を撮ることが盗撮と言えるのだろうか? 巡査が制服姿だったとは考えにくいので、一般客もプールにカメラ持参で入場すれば盗撮者扱いされかねないのでは?

女性に対してではないが、米国のスターバックス店で飲み物を注文せず座席を占めている黒人客 ( 客と言えるの?) を退席させるため、警官を呼んだことが人種差別に当たると糾弾されているという。相手が白人だったら警官を呼ばなかったろうという批判で、確かに店員に人種差別意識が無かったとは言い切れない。しかし、公園の無料ベンチではあるまいし、催促されても注文せずに座り続ける相手でも警官を呼ぶことが間違っているのだろうか? これでは今後とも説得に応じない黒人やラティーノに対してどうしたら良いのか? そのうち白人客も説得に応じなくなるだろう。米国のpolitical  correctness  キャンペーンも度を越せば、第二第三のトランプの登場を避けられないだろう。

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