2016年12月26日月曜日

年賀状あれこれ

年末に年賀状を書く人もあり書かない人もあり、それぞれ個人の勝手である。他からの賀状を受け取ってから内容を受け止めて年初に書くのも一つの流儀ではある。私は平凡に師走に書いて出しているが。

十年くらい前から私は自分で写した写真を印刷に出して利用している。世の中には家族や旅行先の風物などを賀状に使用する人は多いが、自分でプリント印刷している人が大部分のようだ。私がそうしないのはプリンターの使用にいま一つ自信がなく失敗が怖いからだが、近所のカメラ店への配慮もある。かつては頻繁に現像やプリントを依頼していたのにプリンターを購入してからは全く依頼しなくなった。他の写真機材も新宿や地元の量販店で購入するようになり、旧知のカメラ店主に依頼するものは年一回の賀状印刷しかないのである。

今回、賀状を書いていて題名の字に自信が持てなくなり困った。「朝露」なのだが霧や霜が何故か脳中に去来する。要は加齢とともに臆病になっているということなのだろう。それでも今朝のNHKテレビの「あさイチ」を見ていたら、素人にも見つけやすい認知症の症候四つ?の一つに「年賀状を書きたくなくなる」があって少しばかりホッとした。なにしろ今日正午に投函したのだから。

私も過去に一度年賀状を中止しかけたことがあったが翌年には再考した。やはり年初に賀状をもらわないのは寂しいと感じたからである。海外の友人に出すクリスマスカードはいつかたった一枚になったが、メールのやりとりはあってもやはりもらって安心する。ただし半世紀近くも続くといつも浮世絵風ともいかず選択に窮する面もある。今年は光琳の「紅白梅図」があったのでこれだと飛びついて買ったが、もしかして二度目?!


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