今朝のテレビ放送はパリ・オリンピックの報告を満載(新聞もそれに近い)。私も決して無関心ではないが、とてもすべての種目には付き合いきれず、録画したテレビ番組のうち、八千代市の花見川団地を取り上げたNHKの「マンモス団地を歩いてみれば」(7月26日放映)を見た。元の団地住民として感慨なきにあらずだった。
私が何回も落選したのち初めて入居した昭和30年代、各戸風呂付きで水洗便所方式の公団住宅は多くの人の憧れの的だった。川口市の先の鳩ヶ谷団地と川越市に近い東上線沿線の霞ヶ丘団地、それに名古屋市東郊の虹ヶ丘団地にそれぞれ2〜3年入居した。都心から遠く、五階でもエレベーターはなく、夏休みのある教員としては五階の天井の熱気は辛かった。しかし、入居者は近い年齢の人が多く、住みやすかった。隣家の大阪出身の若夫婦が大きな音でラジオをつけるのには困ったが、人間関係への影響を考慮してしばらく我慢した。しかしとうとう音を小さくしてくれと頼んだら「さよか」となんともあっさりと音を絞ってくれた。それが大阪流なのか、付き合いに何の変化もなかった!
閑話休題。現在の花見川団の七千世帯(入居率50%程度)は老人世帯が中心で、昔のような活気のある住宅地ではなく、かつての憧れの団地生活ではないようだった。しかし、家賃は高くないし、外国人など新住民にはありがたい存在であってほしい。
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