梅雨はまだ明けないが、今日から富士登山が解禁となった。ところが何しろ近年の富士登山ブーム。一番人気の河口湖口からの登山は山梨県が有料化(2000円?)と人数制限(4000人)を導入したと聞く。富士登山には静岡県側にも三つの登山口があり、とりわけ富士宮口は河口湖口とほぼ同じ高度までバスで到達できる。そのうえこちらは入場料も人数制限もないのだが、東京からの交通の便の良さからか河口湖口が人気がある。入山料と人数制限で今年は少しは状況が変わるだろうか?
登山人数の過剰とともに問題となっているのが深夜に登り頂上付近で朝日(ご来光)を拝む「爆弾登山」である。たしかに短時間での急行登山は健康上の危険を伴う。しかし、富士山の山小屋は昔から数少なく、登山者の一部しか宿泊できまい。したがって「弾丸登山」の制限は登山者の人数制限以上に実行困難ではないか?
以前にこのブログに書いたが、40年前の私の富士登山も「弾丸登山」だった。山小屋数の飛躍的増加がない限り夜行登山は無くならないだろうし、夏山しか素人にはむずかしい以上、山小屋の大幅増加は望めない。人気があっても無くても困るとは皮肉である。
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