2024年7月15日月曜日

銃社会の米国

  米国でトランプ前大統領が銃撃された。同国では銃撃死した大統領だけでもリンカーンからケネディまで4人。ほかにレーガンなど危うく逃れた大統領もある。

 しかし被害者は著名人だけではない。米国ではほぼ毎年学校が襲われ何人もの生徒や教師が亡くなっていると聞く。我が国での同種の事件は2001年、宅間守が大阪教育大附属池田小学校で生徒と教員あわせて15人(13+2)を包丁で刺殺して以来、聞かない。厳しい銃規制の有無の違いである。

 それだけ悲惨な事件が絶えないのに米国では市民の銃保持の権利を否定しない。その起源は米国が対英独立戦争に際して市民出身の民兵(ただちに銃を手にして参加するという意味でミニットマンと呼ばれた)が活躍して以来、市民兵制度が伝説化したためと聞く。

 それ以来、今回の様に100メートルを超える距離から対象を狙えるほど銃器が進歩したのに米国は銃保持の権利に固執する。他国の伝統を批判しても時間の無駄と言われれば一言もないが.............。

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