別に特記するほどのことではないが、天皇皇后ご夫妻の英国訪問に際し英王室はお二人に最大限の親しみを込めて応対された。 なにしろ明治以来、日本の皇室はイギリス王室を見習ってきた面が強いし、それを知る英王室も日本の皇室を弟分と見做して来ただろう。
近代とりわけフランス革命以後、ヨーロッパでは君主制に疑問が投じられたが、その先頭に立ったフランス自身がその後2度の王政復活と二度のナポレオン帝政を経験した。他方、ヨーロッパ自身でも北欧3国やオランダ、ベルギーなど君主制を維持したし、スペインに至っては一度は共和国になったが、数十年後に王制を復活させた。21世紀の現在、ヨーロッパでは君主制の効用が見直されつつあると言っても過言ではない。古式ゆかしいパレードや儀式が国民に自国への誇りを掻き立てる面もあろう。
これに対し米国大統領選でトランプとバイデンが、大統領選が始まったばかりなのにもう悪口を投げ合うさまは美しくない。しかし、今日の朝刊に中国の国防相が2人続いて解任され、国民に碌に説明もないと知ると、対立が国民に見える国、本人が国民に直接訴えれる国の良さは認めたい。のの
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