朝のNHKのニュースで「世界的サーモン人気 産地チリで環境議論に」との話題を取りあげていた。養殖の鮭が「サーモン」と特別に区別して呼ばれ、寿司ダネとして利用されていることはむろん知っていた。天然の鮭には独自の寄生虫(細菌?)が潜んでいることも多く、いつからか生の鮭肉は敬遠され、養殖の「サーモン」に取って代わられた。
南半球の鮭には元来そうした危険はないとのことで、半世紀ほど前から南米チリで大規模な鮭の養殖が始まり、最近30年間に30倍の生産額になって今や同国の第二の産業になっていた(第一は聞き漏らしたが、銅?)。ところが養殖があまりに大規模化し、養殖場の底に餌などがたまり不衛生なケースが増えたこと、養殖場の網を破って海に逃れた鮭が地元の魚を食べるため漁業者が被害を受けることなどで環境問題として問題化しているという。
最近は観光地として日本の人気が高まり、「スシ」がその理由の一つとは聞いていた。チリにとっても新産業の発展は大歓迎だとばかり想像していたが、現地の政争も絡んでいるのかどうか、問題視されているとは.............。
私も寿司は好きだし、本格的な寿司店以外にも簡単な寿司定食を提供するエキナカ店もでき、さらにスーパーではもっと手軽に入手できるようになって喜んでいた。寿司が世界の人たちに愛好されつつあると知り、愛国心をくすぐられていたのに.............。海中のプラスチックゴミも環境問題化しつつあるようだ。長生きすると聞きたくない話題が多くなる!
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