国会ではこのところ宗教団体等への寄付の制限をめぐって、伝えられる政府案よりも厳しい制限を要求する野党の政府追及が続いている。統一教会とそのフロント組織の冷酷非情な寄付集めが明らかになった以上、より厳しい制限を要求する野党側を応援したくなる。
しかし他の宗教団体も街頭募金だけでその活動資金を賄える筈もなかろう。やはり信者の寄付により支えられているのだろう。それらと非情なマインド・コントロールによる資金集めを区別する事はそれほど簡単だろうか? そうした点を野党も理解する必要はあろう。
一昨日(11月27日)の東京新聞の『時代を読む』との長文コラムに目加田説子氏の「角を矯めるに 牛を殺すな」という文章が載っている。それによると、NPOや支援団体が厳しすぎる寄付制限への反対の「緊急声明」を発表しているとのこと。私も健全な宗教団体のことは危惧したが、NPOや各種支援団体のことまでは考え及ばなかった。
何も行動しない私などから見れば、これらの団体で活動する方々は地の塩、世の光のような人たちである。それなのに野党もだが新聞各紙はなぜ声明を黙殺しているのか? 不可解である。
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