2022年10月4日火曜日

国葬再論

  いまや日大総長(総理?)となった作家の林真理子氏が『週刊文春』に連載しているコラム『夜ふけのなわとび』の最新号(10月6日)で安倍元首相の国葬問題にふれている(家人の指摘でiPadで読んだ)。その趣旨は「非業の死を遂げた元総理」を悼もうということで、「国葬で心が一つになったイギリス、日本は真っ二つ。 これでまた国運が下がるはず。間違いない。」とこの問題でのメディアの論調に疑問を呈している。

 私はテロを弁護する者ではないが、元総理の統一教会との癒着が山上徹也の犯行の原因であることは明らかであり、犯人には法の許す限りの軽い刑を望む。しかし、元総理が自らの横死である意味で罪をつぐなったとも考える。日本的感性では「死者に鞭打つ」ことは心無いこととされる。その意味で私には林氏の弔い心に同感する部分はある。

 ともあれ、野党やメディアの支配的論調に敢えて不満を表明した林氏の侠気?には爽快感のようなものを感ずる。

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