最近、政府がマイナンバーカードの取得を国民に呼びかけ、取得者には2万円?のボーナスを支給すると宣伝している。我が夫婦の様に早々と取得した者にはその恩恵はないらしい。不公平だが、国家としてマイナンバー制度が必要ならその程度の事にあれこれ言いたくない。
政府の主張を信ずれば各種の証明書の取得など大変容易になる。例えば遠隔地でも取得できるのは便利だ。最近、銀行で身分を証明する必要に迫られ、マイナカードと運転免許証を持参したら後者は見向きもされなかった。どちらも写真入りの政府や自治体発行の証明書なのだが......。
それでも政府の推奨にも拘らずマイナンバーカードの取得率はやっと5割になったばかり。国民としては政府や自治体の仕事の簡素化に協力したいが、とりわけ高齢者からすると「何にでも使える」と言われると紛失したときいろいろに悪用されないかと疑ってしまう。むろん対策はつくってあるのだろうが、「落としたのが悪い」と言われたら如何にも正論で、それ以上反論できるだろうか。マイナンバー制度が正くとも便利でも、この不安を分かりやすく解消してもらわないと、高齢者はなかなか応じようとしないだろう。
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