昨日、蜜柑の収穫を全部終えた。たかが全高3メートル足らずの庭木に450個余り。鳥につつかれて無駄になった30個ほどを加えれば500個ほどになる。予想外の数だった。
もっとも、数が多かったため店頭で見る大きさのものは半分弱だった。摘果をすればよかったのだが、桃やリンゴと異なり蜜柑の花は小さいので幾つ咲いているか、そのうち受粉したものはいくつかなど皆目分からず、手が出せなかった。やはり専業農家とは違うのだろうが、他の果物と異なりスーパーなどで袋入りで小さいのを売っているのでやはりみかんでは摘果は一般的ではないのだろうか。
味の方は店で買うものと変わりない甘さのものと、やや酸っぱいものと半分ずつぐらいで、外見では分からない。なぜ同じ木に生り、同じ時に収穫して違いが生まれるのか。家内は日当たりの違いだろうというが、確証はない!
古事記や日本書紀によれば、垂仁天皇の命により橘を求めよと常世の国に派遣された田道間守(たじまもり)が10年をかけて苗をもたらしたが、その前年に天皇は崩御されていた。それを知った田道間守は悲しみに暮れ天皇の御陵で自殺したという。もとより神話伝説の類と見ることもできるが、戦前の小学校の音楽教科書に『田道間守』と題す唱歌が載っており、悲しげで美しいメロディーの歌は今も覚えている。タブレット類に歌詞は載っているが、メロディーは付かないのは残念である。
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