拙宅の最寄り駅の聖蹟桜ヶ丘駅と丘の上の桜ヶ丘住宅地の間は健康な人なら徒歩二十分あまり。道の前半は平坦だが後半は標高差30メートル?ほどの坂道となり、つづら折りのバス道路は「いろは坂」と呼ばれる。拙宅はその途中にあり、北側の崖下をバスが通る。
今日無料で配布されたタウン紙によると、パラリンピックの自転車ロードレースで二つの金メダルを獲得した杉浦佳子選手は隣の稲城市の住民だが、いろは坂を練習コースにしていた。そう言えば最近、若者のレース姿をよく見かけるようになっていた( 杉浦氏は50才!)。
この坂はスタジオ・ジブリのアニメ映画『耳をすませば』の中に出てくるので春秋の休日は若者たちの「聖地巡礼」の場になっていると紹介した記憶がある。多摩川を見下ろす坂上には無人の金毘羅宮があり、見晴らしが良い。
新田義貞の鎌倉攻めの戦いの一つ「分倍河原の戦い」はわが地元では「分倍河原・関戸の戦い」と呼ばれる。我田引水と言われそうだが、多摩川の北岸は丘もない平坦地なので北条軍が陣を張るのは不自然であり、河原を一望できる金刀比羅宮を含む関戸が真の戦場だった可能性はある。半世紀も住むと愛郷心が生まれるのか。これで拙宅の敷地から合戦の遺物でも出ると申し分ないのだが!
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