私が死刑制度を是認するのは私利私欲のために残虐な殺人を犯した犯人には死刑もやむを得ないと思うから。麻原彰晃以外のオーム事件の被告たちにも感じたことだが、彼らは誤った教義のため殺人に及んだ。被害者やその家族にとっては到底許せない気持ちだろうが、犯人たちが人間として卑劣とまでは言い切れない。罪を憎んで人を憎まずということも場合によれば有ったのではないか。植松被告の場合も犯した罪は重大だが、少なくとも私利私慾が動機ではなさそうだ。障害者施設で勤務したことがない私は彼を死刑にすることに躊躇を感ずる。
それにしても弁護士連合会の会長をはじめ我が国には死刑廃止論者が少なくないのに彼らはなぜ黙っているのか。「空気」を気にするメディアが彼らに発言の機会を提供しないのかもしれないが、現在はSNSをはじめ発言の機会が皆無とは思えない。まさか植松被告は例外とは言わないと思うが.........。
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