報道の挑発を受けてではないが、伊豆半島に桜花を求めて小旅行をした。河津川沿いの桜はもう盛りを過ぎているかも知れないが、伊豆半島には国道沿いに早咲きの桜が少なくないからである。想像に過ぎないが、河津桜の人気を知ってこの2,30年の間に半島各地に植えられたのではないか。
悪い予想が当たり河津川沿いの桜並木は若葉混じりで盛りを過ぎていたが、伊豆高原 ( 大室山の麓に染井吉野中心の桜公園がある ) への入り口や、やや標高の高い中伊豆では満開の河津桜が行く先々で見られた。その一つの浄蓮の滝では中国人観光客を大勢見かけた。染井吉野や山桜でなくともせめて満開の河津桜を見せられたと祝福した。
同所の「観光センター」で、もう一つの目的のわさび丼の昼食をとった。記憶にある安曇野の大王農場のそれとは違うようだが、花カツオの載った米飯の上に自分で擦った生わさびを乗せ醤油をかけて食べるという素朴などんぶりで何ということはないのだが、擦りたてのわさびの風味は悪くない。
新聞に紀伊半島南部でオオシマザクラ以来数十年ぶりの新種の桜が確認されたと報じられている。今ごろ新種が発見されるほど桜の世界は奥深いのか。今回私が見た桜も河津桜とする自信がぐらついてきた!
0 件のコメント:
コメントを投稿