2017年3月27日月曜日

外国語の日本語表記

テレビで松坂慶子がアイスランドを訪ねる観光番組を見た。どうせなら雪の無い季節の方が美しいのに惜しいと思ったが、その首都を終始レイキャビクと発音し、画面の表記もそうなっていた。しかし発音記号ではビ ( もしくはヴィ) にアクセントがあり、レイキャビークが正しい。外国の地名には文部省?が決めた標準的表記があるのだろうか。

以前にこのブログで言及し二番煎じかもしれないが、むかしロンドンのビクトリア・コーチ・ステーション ( 英国では二階建て以外のバスはふつうコーチと呼ぶ ) を探して老婦人に道を尋ねたが、三度目にようやく彼女は「オー、ビクトーリア!」と叫んだ。トにアクセントがあるとは私は知らなかった。たった百メートル先なのにと後でボヤいた。

トランプ大統領のおかげで最近の新聞にオルタナティブという言葉をひんぱんに見かけた。しかし、アクセントを重視しない日本語でも片仮名で5字以上ともなると何処かにアクセントを付けないと言いづらい。発音記号通りに「オルターナティブ」と表記してくれたら助かるのにと思う。以前ある自然科学者が「オルタネイティブ」と発音したのを聞いたが、私も迷ったことがあるのでとても批判する気になれなかった。

私も今さらビクトリア女王をビクトーリア女王と書けなどというつもりはない。しかし、改悪は御免こうむりたい。「主な」という意味でのメインは我が国でもメインイベント、メインダイニングルームなど正しい表記がなされていたが、私の購読する新聞はいつからかメーンと表記するようになっていた。もう社内で統一がなされていたのか、私の投書は掲載されなかった。しかし大半のメディアでは矢張りメインがメイン!だったためか、いつの間にかその新聞にもメインが復活している。しかし、オルターナティブと提案してまた不採用になるのも馬鹿らしいので投書はしない!


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