2016年11月18日金曜日

高齢者の自動車事故

このところ立て続けに高齢運転者による死傷事故が報ぜられている。とりわけ立川の病院駐車場の出がけの事故は私と同年の83歳の女性の起こした事故なので他人事ではなかった。もっとも彼女の場合最近まで多年ペーパードライバーだったとのことだが。

都市郊外の場合、地方ほどではないが都心よりは病院など生活に必要な施設への交通手段は少ない。まして地方ではマイカーの必要度は高い。個人差を考えれば一律に何才から免許返上というのは問題を含む。

現在でも運転免許更新時には技能テストの他に高齢者は認知度テスト?を受けさせられる。しかし、それで更新を拒否されたという話を私は聞いたことがない。最近、問題ありと認められた場合指定医療機関の医師の診断で免許返上を強制できるようにしたらしいが、「まだらボケ」など医師といえども判断に苦しむ場合も少なくないだろう。旧知の主治医の診断書ほどではないとしても人情も絡み、担当医師は相当決断しづらいだろう。

さいわい最近の電子デバイスによる自動車の安全装備の向上は著しい。前面の他車だけでなく人物も識別できる車も軽自動車にまで及びつつある。何しろ完全自動運転車が話題になる時代である。不可能ではあるまい。後期高齢者には大幅な負担増しとなろうとも、そうした装備のある車しか運転を許可しないとする制限も一案だろう。

今朝の「朝日川柳」に、「老原発  見よ高齢者事故多発」が載っている。ついに老原発と比較するか!!

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