2016年6月10日金曜日

映画「ズートピア」を見て

昨日、ディズニーのアニメ映画「ズートピア」を見た。一昨年?の「アナと雪の女王」ほど話題になっていないが、それでも上映期間が延長される程度の人気を集めていると制作の末端に名を連ねている長男は内容に自信ありげだった。

前作の超人気の理由がいまひとつ理解できなかった私 ( と家内 ) だったので今回それほど期待していた訳ではなかったが、登場人物 ( むろん動物だが ) が小悪人が案外善人だったり、善人のようで実は悪人だったりと意外性があったのは現実世界のようで前作より共感できた。

ズートピアとは無論ズー ( 動物園 ) とユートピア ( 理想郷。原義は何処にもない国の意とか ) からの合成語である。なぜユートピアかと言えば、草食動物とそれを食料とする肉食動物がそこでは仲良く共存しているから。確かに何処にもない国には違いない。

最近テレビで野生動物の生態を写したドキュメンタリー番組をよく上映している。そこでは残念ながら?草食動物や弱い肉食動物は必ず強い肉食動物の餌食となっている。自然界はそうして保たれていると言うほかない。いっとき、人間以外の動物は同種の仲間を殺しはしないと聞かされたが、事実に反するらしい ( 人間ほどに相互殺戮はしないと言われればその通りだが ) 。それでも我々は家畜家禽の肉を盛大に食しているし、私もベジタリアンになりたくない! 人間はせめて自分の罪深さを自覚する以上のことは出来ない。

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