とはいえ、施設側は外出や館内のベランダに出ることはあまり歓迎しないとのこと。一度倒れたりしたら怪我をしたり、そうでなくとも自力で元どおりに車椅子に座ることが困難な人が少なくないとあれば、施設側が神経質になるのも理解できる。大勢の中には何かと他人のせいにするモンスターペイシェントもいるだろう。介護職員の苦労に報いる待遇であって欲しい。
帰りの私鉄はかつて11ヶ月だけ専任教員を勤めた都立高校の下車駅にとまった。60年近くのときを経て駅周辺はビルが林立し、昔の面影はなかった。たぶん学校も変わったろう。思えば当時常識を欠く若者で、今ならどうかと思う発言や行動をしたのに同僚も管理職も大目に見てくれた。恩知らずな言い方だがもっと厳しく注意してくれても良かったのにと思わないでもない。難しいところである。
施設の住所はひかえていたが区分地図を持参しなかったので途中の商店や配達人に頻繁に場所を尋ねる他なかったが、誰も嫌な顔をする人はなかった。さすがおもてなしの国。滝クリの言葉に嘘はなかった!
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