今朝の朝日新聞に最近発生したマダガスカルでの軍事クーデターによる政権交代の詳報が載っている。それによれば排除された大統領自身が2009年にクーデターで前政権を倒した前歴を持つとのこと(ただし彼は軍人出身ではない)。 つまり誇張していえば同国ではいまやクーデターは政権交代の王道となっているのである。そうした政権交代劇はアフリカやアジアなどの途上国の一部の(といってもかなりの数の) 国の政権交代の一形式ともなっている。
じつは西半球では大国とも言えるアルゼンチンは半世紀前には軍事クーデターの常連国だった。私が英国留学時にアルゼンチンの友人をそのことでからかったら、彼は「いや、あれはクーデターではなく、military paradeだ」と反論した。たしかに流血に至ることはほとんどなく、いわば資産階級の間の二派の争いでしかなかった(しかし、その後大衆の政治参加が進むにつれ同国でも流血裡の政権交代が無縁ではなくなった)。
ことほど左様に途上国で選挙による政権交代が根付くのは難しい。我われは日本国がともあれ選挙による政権成立を八十年間続けたことを評価したい。
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